当会で、「看護職員等処遇改善事業」に関するアンケート(意向調査)を実施しました。その結果についてご報告いたします。
今回、政府が看護職員の処遇の改善に取り組み始めたことは、重要なことです。しかし、今回の措置は、収入引き上げの対象が限定されていることから、法人・事業所の機能による不公平、職種間での不公平、それを是正するための経営負担(持ち出し)などの問題が生じ、医療現場に新たな分断と対立、混乱が生じ始めていることが、アンケート結果からわかりました。
コロナ禍の中で、懸命に地域住民のいのちに向き合い、奮闘してきた看護職員に対して、政府が処遇改善を進めることは望まれる措置です。しかし、そのことにより、職場や役割が違うとはいえ、ともに奮闘する看護職員間に、不公平、分断、対立が生じることは望むものではありません。
この情勢を鑑み、有志で立ち上げた「ナースアクション実行委員会」は、6月の福岡県議会に『「看護職員等における処遇改善」に関する請願書』を提出することにしました。当会は、「ナースアクション実行委員会」と手を携え、この取り組みが実りあるものになるよう努めます。
「看護職員等における処遇改善」に関する請願 署名用紙 |