福岡・佐賀民医連

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私たちのとりくみ

2021年7月17日土曜日

【声明】東京オリンピック・パラリンピックを中止してください

 政府は、感染の再拡大が顕著となった東京都に対し、4度目となる緊急事態宣言を出すとともに、沖縄県の緊急事態宣言の延長、千葉など4府県のまん延防止等重点措置延長を決めました。福岡県は、まん延防止等重点措置が解除されますが、東京の再拡大の状況など変異株の感染力の高さ、感染スピードを見ると予断を許さない状況が続いています。

前回の宣言解除からわずか3週間足らずでの宣言という、またしても政府の愚策により、国民生活の混乱は深刻さを増しています。オリンピック開催に固執し、大規模イベント制限の緩和や聖火リレー行事などのムード作りを推し進めた政府の姿勢が、国民への誤ったメッセージとなり、行動変容の大きな妨げ、感染再拡大という悪循環を招きました。繰り返し懸念を表明する専門家の意見を無視し、オリンピック開催のための条件作りのみに固執した政府の姿勢が、感染拡大を招いたことは明白です。

また、政府が頼みとするワクチン接種も、現場を顧みない無謀な「尻たたき」で混乱を招き、ひいてはワクチン供給不足というお粗末な対応になっています。既に、第4波では、大牟田市など県南で医療崩壊を経験しました。長引くコロナ対応で医療現場は疲弊が限度を超えています。退職や休職など医療従事者の体制がひっ迫する状況もすでに起き始めています。 

このまま、オリンピックを開催すれば、福岡県での外国人選手の受け入れ対応などさらに医療を圧迫する事態となります。無観客での開催となりましたが、そもそも誰の何のためのオリンピック開催なのか、まったく納得できる説明はありません。国民の7割近くが歓迎しないオリンピック開催は直ちにやめるべきです。

政府は、独善的で非科学的な態度を改め、東京オリンピック・パラリンピックを中止し、新型コロナウィルス感染症対策に全力を挙げるとともに、医療機関をはじめ、疲弊した国民すべてへの生活支援を真剣に検討することを強く求めます。


2021年7月9日

福岡県民主医療機関連合会

会 長  豊 田 文 俊